語り継ぎたい不朽の名作! 80年代パソコンゲームの記憶
パソコンゲームの黎明期である80年代を彩ったソフトハウスと、彼らが生み出した名作の数々。
そのなかには「今でも忘れられない」「忘れてはいけない」ソフトがある。
実際にプレイできる機会がなくなりつつある現在、
当時のパソコンゲームで遊んだことのない世代も増えている今だからこそ、
語り継いでおかなければならないのだ!
PC8801などを中心としたパソコンゲームと、MSXのタイトルそれぞれ1000タイトル以上のリストを掲載!
発売:2014 / 12 / 18
ISBN978-4-88181-841-1
184ページ
価格:1,600円+税
著者:佐々木 潤
執筆協力:レトロPCゲーム愛好会、櫛田理子、宮本直毅
佐々木 潤(ささき・じゅん)
ソフトバンクパブリッシング(現・ソフトバンク クリエイティブ)のPC雑誌などを中心に執筆していたフリーライター。
おもにPC系のユニークな企画や、新旧の様々なゲームソフトレビューなどを担当していたが、今はゲーム系のWebサイトや雑誌に活動の中心を移している。
パソコンはPC-6001時代から触れており、その頃から大量の関連書籍やソフトを購入。
これらを現代に至るまで保存しているコレクターでもある。今でも月に一度はマイコンを起動し、懐かしいゲームを立ち上げては思い出に耽るのを最大の楽しみとしている。
コレクター魂は現在も衰えることはなく、ありとあらゆるマイコン関連アイテムを集めようと、今日も中古ショップやインターネット上を探し続ける日々を過ごす。
主な著書:『80年代パソコン大百科』(総合科学出版)
●1982-1983年のゲームタイトルリスト
◆70年代のパソコン事情
・1人1台のコンピュータ時代が到来した70年代
日本ではトレーニングキット「TK-80」が発売!
◆80年代初期のパソコン事情
・80年代初期はさまざまなパソコンメーカーが新機種を投入した
パソコン戦国時代!
・手打ち入力からカセットテープへの長時間読み書き
手間がかかる作業がフロッピーディスクで激変!!
・玉石混淆で選ぶ楽しみもあったがハズレを引いて悔しさも大きか
った80年代初期ゲーム
◆70年代・80年代初期のマイコン雑誌
・パソコンゲーム専門誌がなかった1980年代初頭
マニアの情報源は技術系マイコン雑誌だった
◆80年代のパソコンゲーム雑誌
・1982年~1985年にかけて相次いで創刊されたさまざまなパソコン
ゲーム専門誌を振り返る!
◆情報発信減としてのマイコンショップ
・電気街や若者の街の名物マイコンショップは サロンでありゲーム
ソフトの情報発信源だった!
◆海の向こうのコンピュータ 1
・海外では僕たちの知らないアップルコンピュータが大ブームだった
◆名作一網打尽:「タイム」シリーズ
・時間移動の要素を演出に取り入れた「タイムシークレット」&
「タイムトンネル」
◆名作一網打尽:「スターアーサー伝説」シリーズ
・壮大でドラマチックなストーリーが話題になった「スターアーサ
ー伝説」シリーズ3部作!
◆名作一網打尽:「信長の野望」シリーズ
・現在まで続く人気作「信長の野望」シリーズ
その原点といえる80年代タイトルを紐解く!
◆80年代初期のアダルトソフト事情
・80年代「ロリコン」ブームと結び付いたことでパソコンゲーム業界
にも“アダルト”ブームが到来する!
◆ソフトハウス主催のプログラムコンテスト
・メーカー主催のゲームプログラムコンテストがスタープログラマー
やヒット作を誕生させた!
●GAME TITLE SCREEN Pick UP! '82-'85
●1984-1986年のゲームタイトルリスト
◆80年代中期のパソコン事情
・アドベンチャーゲームからRPGへとシフトする80年代中期のパソコ
ンゲーム
・中小ソフトハウスが数多く生まれた80年代初期から一転
淘汰の期間となった80年代中期
◆スタープログラマーが続々誕生した80年代 1
・凄腕のテクニックでゲームを生み出した人々を 僕らは畏敬の念を込
めてスタープログラマーと呼んだ
◆名作一網打尽:「ブラックオニキス」シリーズ
・国産初の3DダンジョンRPG『ザ・ブラックオニキス』
パソコン少年たちを唸らせた名作中の名作!
◆名作一網打尽:「ハイドライド」シリーズ
・彗星の如く登場した『ハイドライド』
アクション要素を取り入れ進化した新感覚RPG!
◆名作一網打尽:「夢幻の心臓」シリーズ
・2Dフィールド移動と3Dダンジョン探索を両立
後世に多大な影響を与えた3大RPGの1作!
◆名作一網打尽:「アステカ」シリーズ
・アクションRPGの雄・日本ファルコムが放った 名作アドベンチャー
ゲーム・シリーズ!
◆80年代中期のアダルトソフト事情 1
・一般ソフトを取るかアダルトソフトを取るかソフトハウスが分岐点
に立たされた80年代中期
◆ゲーム専用機の台頭とゲーム専門誌の登場
・パソコン誌も無視できないファミコンの登場にゲーム専門誌が続々
と創刊された1980年代中盤
◆ゲームソフトの自動販売機「ソフトベンダー武尊」
・約30年前に存在したダウンロード販売システム!
ゲームソフトの自動販売機「ソフトベンダー武尊」
◆スタープログラマーが続々誕生した80年代 2
・凄腕のテクニックでゲームを生み出した人々を僕らは畏敬の念を込
めてスタープログラマーと呼んだ
◆名作一網打尽:「ドラゴンスレイヤー」シリーズ
・84年から始まった「ドラゴンスレイヤー」シリーズ
天才プログラマー・木屋氏が手掛けた新感覚RPG!
◆名作一網打尽:「三國志」シリーズ
・光栄歴史3部作の1つ「三國志」シリーズは「信長の野望」に次ぐ
長寿作品に成長を遂げた!
◆名作一網打尽:「大戦略」シリーズ
・システムソフトの方向性を決定付けた戦略シミュレーションゲーム
の大ヒットシリーズ
◆80年代中期のアダルトソフト事情 2
・国会で取り沙汰された“177問題”が起こりアダルトソフトにも自
主規制の波が押し寄せる!
◆海の向こうのコンピュータ 2
・1984年に誕生したMacintoshは“高値の花”
でも値段に見合った先進性を備えていた
◆海の向こうのコンピュータ 3
・アメリカ生まれの16ビットゲームパソコン
コモドール『Amiga』に憧れた1980年代中盤