三大合併症は血管をケアすれば防げる!
糖尿病治療の最新情報に加え、現在注目されているタキシフォリンという成分を徹底取材。
タキシフォリンを日本の研究者が研究してみると、抗酸化力だけでなく抗糖化力もあり、
生活習慣病の予防や改善に役立つことがわかってきました。
特に中高年の日本人の糖尿病や血管障害にとって、非常に有益な薬理作用を持っています。
発売:2016 / 04 / 05
ISBN978-4-88181-354-6
四六判
248ページ
1,200円+税
監修者:木村修一
著者:犬山康子
◎監修者
木村修一(きむら・しゅういち)
東北大学名誉教授
加齢・栄養研究所 所長
農学博士
昭和女子大学名誉教授
理化学研究所 客員主幹研究員
特定非営利法人 国際生命科学研究機構 会長
・糖尿病患者は過去最高の950万人
・患者数増加の本当の理由は高齢化
・血管の老化が患者増加の最大原因
・判断基準は血糖値。インスリンが不足するか作用不足が起きる
・ヘモグロビンA1c(HbA1c)で過去1~2か月の血糖の状態がわかる
・2型糖尿病は複雑な原因が絡み合って発症する
・1型糖尿病と2型糖尿病は全く異なる病気
・タキシフォリンは1型糖尿病にも有効か
・本当に怖いのは合併症。初期には自覚症状がない
・高血糖はなぜ血管を傷つけるのか。代謝されない「糖化タンパク質」とは
・3大合併症① 全身の毛細血管→末梢神経が傷む神経障害
・3大合併症② 糖尿病性網膜症
・3大合併症③ 糖尿病性腎症
・その他の合併症
・心筋梗塞や脳梗塞、命に関わる危険な合併症は早い時期から起きる
・合併症はほとんどが血管の障害・老化が関連する疾患
・糖尿病は血管が老化する病気
・血管の老化を抑えるタキシフォリンの抗酸化・抗糖化力
・糖尿病と動脈硬化は「鶏と卵」
・なぜ多くの人が補完代替療法などを取り入れるのか
・血管障害は全身で起こるから怖い
・動脈硬化はなぜ起こる
・動脈硬化とはどんな状態か
・寝たきり、要介護の原因第1位は脳卒中
・がんより怖い脳卒中。「寝たきり」はある日突然
・脳血管の動脈硬化で重篤な場合、助かっても自立は困難
① 脳出血
② くも膜下出血
③ 脳梗塞
・心臓血管の動脈硬化
・心筋に血流がなくなり虚血、酸欠になる狭心症
・一刻を争う急性心筋梗塞
・動脈硬化の原因は糖尿病、高血圧、脂質異常症
・メタボリックシンドロームの本当の意味
・メタボリックシンドロームは動脈硬化の温床
・血液と血管からのアプローチが有効
・糖尿病・食事療法の基本とヒント
・カロリー制限より糖質制限?
・重要なのは空腹時ではなく食後の血糖値
・食後高血糖はキケン! 動脈硬化が起こり進行する
・糖化と酸化が重なって血管系疾患を進行させる
・合併症を起こしやすい血糖値の特徴
・食後高血糖を防ぐ食事は血管にもやさしい
・高血圧予防・改善、血管保護に減塩
・塩分は「ちょっとした工夫」で抑えられる
・脂肪細胞が肥大化するデメリット
・食後1時間後の運動が最も効果的
・多彩な治療薬とその効能を理解する
・新薬SGLT2阻害薬は「尿糖」で「糖尿」を治す?
・スマートで簡単になったインスリン注射。ただし低血糖に注意
・薬局の帰りはビニール袋を両手に提げて!?
・薬の量を減らすために、ある患者さんが取り入れたこと
・永久凍土に生きるシベリア産カラマツ。開発の歴史
・毛細血管を傷害する活性酸素を軽視してはいけない
・酸化力は有「益」な時と有「害」な時がある
・活性酸素の処理でβ細胞が疲弊する
・体に備わった抗酸化力は40代から急減する
・抗酸化酵素の減少を補う食べ物
・樹木は強力な抗酸化物質を作り出している
・タキシフォリンは最強のファイトケミカル
・酸化と糖化は影響し合って悪化のスパイラルを起こす
・糖化や酸化を防ぐにはどうしたらよいか
・タキシフォリンの抗酸化力実験
・ビタミン類を上回る抗酸化力
・タキシフォリンの抗糖化実験
・肌の糖化抑制実験
・タキシフォリンとビタミンCで抗酸化力がパワーアップする
・チョウ葉エキスとの組み合わせで毛細血管、末梢血管を広げる力が
アップ
・タキシフォリンの生理活性作用のまとめ
・糖尿病患者を対象とした臨床試験
・脳の動脈硬化患者を対象とした臨床試験
・高血圧症患者を対象とした臨床試験